非耕作農地の再生から
私たちが最初に取り組んだ農業は、何年も放置されたまま森林化してしまった農地を蘇らせること。非常にコストがかかるため、多くの農地は放置されたまま(非耕作農地)になっています。私たちは、非耕作地となった農地を出来る限り復活させたいと考えています。さらに「今後の日本の農業が抱える若年就労者不足問題」と「日本の産業構造の根幹にも影響を及ぼす若者自動車離れによるモータースポーツの衰退」を同時に解決する具体的方策として、モータースポーツ支援活動を積極的に行なって行きます。
現実は厳しい
非耕作地の再生事業を開始して6年目になります。最初は何もありませんから南千葉サーキットのスタッフがノコギリと鍬を手に日々竹を伐採することから始めました。ようやく地面が見えたと思ったら、最初に竹を伐採した場所から新たな竹の芽が出てきます。繰り返すこと半年。全く耕作地を蘇らすことはできず、遂に重機を導入することになりました。
凄まじい勢いで農地は蘇り、私たちの牧場で飼育していたホルスタインのために牧草を植えました。ところが重機の力を借りて伐根したハズの竹が牧草を上回るペースで伸びてきます。再び手作業で竹刈りを開始した最中に東日本大震災が発生しました。
ひょうたんからコマ
福島原発による放射能被害は千葉県にまで及びました。通達により栽培中の牧草を牛に与えることが出来なくなりました。牧草畑は再び竹林へと変貌してゆきます。そんな時に知ったのです。東日本大震災により津波被害を受けた農地を蘇らすために塩害に侵された土地を再生砂で覆い、その上に無害の土を入れて畑を蘇らせると言う手法。造成には高額な費用を要しますが、この方法なら竹を食い止められる! ただし、造成中は農作物が作れません。そこでテレビで見た『砂漠でも農作物ができる土を使わない栽培方法」であるアイメックプラントによるトマト栽培を始めたのです。
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